地球ダイナモ:櫻庭ら(2009)モデル

以下は櫻庭(Sakuraba & Roberts, 2009)によるダイナモシミュレーションの計算結果です。地球の時間と対応させるとおおよそ8000年分になります。

おおよそ7000年間の地磁気変動と同じ時間幅に対応しています。もちろん、ダイナモシミュレーションは地球を模した計算、古地磁気データを使った地磁気モデルは実際の地磁気変動(ただし、試料の測定誤差や年代誤差、サイト間隔の不備などが入るので完全なものではない)ですので、見ているものはだいぶ違います。 しかし、双極子(棒磁石)が非常に強い(逆転途中はこの棒磁石が弱くなるので変な形になります)という地磁気の一番重要な特徴を現すことはできているようです。

スクリーンショット(クリックで拡大):
geodynamo model by Sakuraba & Roberts (2009)

Reference:
Sakuraba, A. and P. H. Roberts, Generation of a strong magnetic field using uniform heat flux at the surface of the core, Nature Geoscience, DOI: 10.1038/NGEO643, 2009.

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