Google Earthで地磁気の様子を見る

地磁気(地球磁場)のもとが地球深部で発生する電磁石であることをこちらで説明しました。その地磁気の形はすごく単純に見ると棒磁石の作る磁場(これを双極子と言います)に近いと言えます。しかし、もう少しちゃんと見ると、単なる棒磁石ではなく、少しゆがんだ形をしていることに気づきます。

中心を固定して好きな方向に自由に動く方位磁針を使って(3次元的に自由に回る)、 地磁気を地表のある地点で観察すると、その方位磁針は正確な北よりちょっと左右にふれた方向で、かつ、上または下に傾いていることがわかります。 この方位磁針はその地点における磁場の方位と平行で、 下図のように、地磁気方向の北からの角度を 偏角(へんかく:東向きがプラス)、 水平面からの角度を 伏角(ふっかく:下向きがプラス) と呼びます。


下の地図はそれぞれ、全世界での観測される地磁気の偏角と伏角を表します。


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では、現在からさかのぼりながら、いろいろな時代の地磁気の変動を見てみましょう。

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Copyright: The MAGE Project Team & Tadahiro Hatakeyama, Information Processing Center, Okayama University of Science, Japan